巧妙化が進む金密輸手口…台湾人女性の「黄金パッド作戦」失敗に終わる
黄金バットじゃないよ。黄金パッドだよ! 北海道で起きた事件がなかなかシュールだったのでご紹介します。
ここ数年、急増しているという「金」の密輸入。海外の非課税の地域で買った金をこっそり日本国内に持ち込んで転売すれば、消費税分が儲かるという仕組みなのだとか。
そんな中、今月19日に北海道警察が3人の台湾人女性を逮捕したことを発表しました。犯行が行われたのは昨年11月、3人の女性はなんとブラジャーの中にパッド型に加工した金塊を入れていたそうで、その量は全員分合わせて約10.5キロ(時価約5千万円相当)だったとのこと。単純に計算すると、もし成功していれば3人で400万円ほどの利益になったということになります。税関職員によるボディチェックで、彼女らの胸が異常に硬かったことから容疑が発覚したそうな。
今回3人は何者かによって密輸を依頼されたとのことで、成功すれば1人7万2千円の報酬を受け取る予定だったと語っていたとか。こりゃ黒幕大儲けだなぁ~。
黄金のパッドが緑のテーブルの上にキチンと整列する絵面はちょっと笑えるけど、本人たちはいたって真剣ゼミ中学講座。バレるのはごく一部で、大勢があの手この手を使って密輸してるのかもしれないねぇ。黄金胎児とか黄金バイブとか。ちなみに筆者は金属アレルギーなので、金のパッドをブラの中に入れるところを想像したらおっぱいが急激にかゆくなりました! ひー!
税務省によると、昨年密輸未遂で全国の税関に押収された金の量は6236キロ(約280億円相当)。前年にくらべて2倍以上となっているとのことです。密輸は断じて許されない行為ではありますが、犯罪者たちの悪知恵はときどきこういう面白いものがあるから今後も見逃せませんね。